日本モバイル建築協会と丹波山村とのモバイル建築を活用した地方創生に関する協定に基づき、大型パネルを用いた移住定住促進住宅(約20坪の2階建 3棟)の建設が始まり10月に完成予定となります。
丹波山村の移住定住促進住宅は国の交付金などを活用して整備されるもので、山村留学の家族の賃貸住宅や地域おこし協力隊のシェアハウスとして利用されるものです。
丹波山村は過疎化・高齢化が進む丹波山村では大工職人が不在で住宅供給が困難なため、当協会の会員企業ウッドステーション様のネットワークのみなさまの協力を得て、オフサイト製造により現地施工比率を下げ工期も短縮できる大型パネル方式により住宅供給を支援させていただくこととなりました。
設計:佐藤工務店(三条市)
大型パネル設計:ウッドステーション(千葉市 協会会員)
大型パネル製造:モック(本社:八潮市 工場:千葉市)
現地施工:天野保建築(富士吉田市)
移住定住促進住宅で利用する太陽光発電システムはサブスク方式を採用し、高断熱性とエネルギーのオフグリッド化により入居者の光熱費はほぼゼロとなります。移住定住促進住宅で電気代がほぼゼロとなるのは全国初と思われます。
今後、敷地条件や道路アクセス状況に合わせて、大型パネル方式に加え、丹波山村の森林資源を活用したボックス方式の木造モバイル建築の製造を支援し、中山間地域のまちづくりを支援してまいりたいと思います。