来たる11月23日(火・祝)に岩手県陸前高田市において実施するモバイル建築講演会&見学会について、陸前高田以外からも参加希望の声をいただいたことから、オンライン配信することを決定しました。
当日、陸前高田まで足を運べない方も、リアルタイムでご参加いただけます。
ご希望の方は下記サイトからお申込みください。
■開催概要
「モバイル建築を利用した応急仮設住宅の社会的備蓄~講義と見学会のご案内」
【主催】一般社団法人日本モバイル建築協会
【日時】2021年11月23日(火)
午前の部:10時~12時
午後の部:13時~15時
注) 午前、 午後とも講座の内容は同じです。
【場所】陸前高田グルーバルサテライトキャンパス 2階モンティ・ホール
【対象者】陸前高田市の住民。 その他学生や一般の方。
※保護者同伴の場合小学生以下のこどもも参加可能です。
【定員(現地参加)】午前・午後ともに20名
【参加費】無料
【事前申し込み制】 締め切り 11月22日
■申込先
以下HPの お問い合わせ事項 にある「陸前高田11/23○○○○希望」から1つを選択の上、 お問いあわせ内容欄 に「参加希望」と記入してください。
https://mobakyo.or.jp/contact/
※申し込み多数の場合は先着順で締め切らせていただきます。
■内容
東日本大震災以降、 モバイル建築を利用した新たな応急仮設住宅が利用され始めました。 モバイル建築は、 一般の恒久住宅と同等以上の耐震性や断熱性、 防音性、 環境性能を有し、 解体せずにトラックに載せて迅速に移設し直ぐに利用することができるものです。
今回の講座では、 被災者の健康と暮らしを支える新たなタイプのモバイル建築を利用した応急仮設住宅について可能性や普及に向けた課題について考えます。 特に、 モバイル建築を災害時に利用するためには全国に備蓄必要がありますが、 使わないまま備蓄しておくことはできません。 そこで、 平時は地方創生に資する施設として利用しつつ、 災害時に被災地に提供する仕組みが必要となります。 この仕組みを「社会的備蓄」と呼びます。 講義では、 特に、 この「社会的備蓄」という官民連携の取り組みについて参加者のみなさまと討論したいと思います。
当日は、 講義に先立ち、 講師がガイドとなり、 陸前高田グルーバルキャンパス内にあるモバイル建築を利用した応急仮設住宅と『3.11仮設住宅体験館』)を見学していただきます。
■講師
長坂俊成 一般社団法人日本モバイル建築協会 代表理事 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科 教授
東日本大震災当時、 国の防災研究機関の研究員として陸前高田市の罹災証明書の発行や流された写真やアルバムの返却、 被災状況の映像記録などの活動に従事。 2014年から立教大学教授に就任。 立教大学陸前高田サテライト副サテライト長を務める。 現在、 モバイル建築を利用した地方創生や応急仮設住宅、 復興住宅の研究開発と普及に取り組む。 また、 震災後10年を迎える中、 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の授業「オーラルヒストリーとデジタルアーカイブ」と連携して、 スマホアプリで聞けるWebラジオ「りくたかラジオ」を開設し、 陸前高田の復興と未来を語る声の配信とデジタルアーカイブに取り組む。
小島誠一郎 一般社団法人日本モバイル建築協会 理事 事務局長
東日本大震災当時、 災害支援のプロボノとして、 ICTを用いて被災地の災害対応を支援する『ALL311プロジェクト』及び被災地の災害デジタルアーカイブを支援する『311まるごとアーカイブプロジェクト』の現地ディレクターを務める。 一般社団法人協働プラットフォーム理事を兼務。