岩手県大船渡市のモバイル建築について|読売新聞記事掲載のお知らせ

普段は児童クラブ→→災害時は仮設住宅 大船渡に「モバイル建築」完成

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大船渡市三陸町越喜来の「おきらい放課後児童クラブ」の施設が、市立越喜来小の敷地内に完成し、2日に開所式が開かれた。建物は、解体せずに移設が可能な「モバイル建築」でつくられ、災害時には仮設住宅に転用できる。

 建物は長さ12メートル、幅2・5メートル、高さ2・8メートルの木造ユニットを五つ組み合わせている。工場のあるフィリピンから大船渡港まで船で輸送され、トレーラーで現場まで運ばれた。

 整備には、モバイル建築の普及を目指す一般社団法人「日本モバイル建築協会」が協力。東京都の住宅メーカー「一条工務店」が製造し、企業版ふるさと納税の制度を活用して同市に建物を寄付した。

 プレハブの仮設住宅は整備までに時間がかかるほか、気密性や断熱性が低く、劣悪な環境が問題となっている。モバイル建築は移動や設置が簡単で、一般的な住宅と同じ基準で設計されていることから、災害時も迅速に快適な空間を提供できるという。同協会の長坂俊成・代表理事は「建物を在庫として抱えるのではなく、平時から活用してもらう備蓄の形を広めていきたい」と話している。

 児童クラブは小学校から1キロ以上離れた公民館で運営されていたが、距離が遠い上に津波の浸水想定域でもあり、移転が検討されていた。子ども3人が通う中野圭さん(37)は「最近はクマの出没も多く、近くにこのような施設が整備されとてもありがたい」と話していた。


現在も様々な地域で、多数自然災害が発生し、応急仮設住宅の必要性は高まっております。

引き続き、持続可能な社会に向けて一歩づつ歩みを進めてまりたいと思います。

社会的備蓄にご協力いただける自治体、企業の方々を募集しております。

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この記事を書いた人

一般社団法人日本モバイル建築協会